看護師を12年やった私が仕事をやめた理由

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雑談

どうも 猫キャンプ です

ただの体験談なんですが、形にしておきたくて書いてみました

看護師を12年やった私が仕事をやめた理由

私の元職場

私は12年看護師として急性期の病棟にて働いてました

正直めちゃめちゃ忙しくて、新卒で就職した世間知らずの私は

看護師の仕事ってこんな大変なんか?」と思い込んでました

日勤帯での受け持ちの平均は10人程で緊急入院もあり、

午前中は部屋の患者さんの検温や処置で走り回って

突然「入院とって」と言われる、常にマルチタスクの状態

夜勤帯ではさらに輪をかけて忙しく

44人を看護師2人でみて、日勤帯と同じく緊急入院2〜3件がありました

認知症で徘徊する人が2人でもいたら、仕事が進まず

次の日長くて昼までカルテを書いて帰る

そんな日々

新卒でそのまま就職して、ずっと同じ場所にいました

在日の韓国人の看護師が多い病院で

とにかく皆さん言い方がストレート!(患者・看護師を含めて)

日本人のまだ就職したばかりの小娘の私は

看護師の仕事とこういうものなのか?(2回目)

と無理くり自分自身を納得させていました

私は、基本穏やかで争いが嫌いです

でも言い方がストレートな分、日本人より我慢せず表現するので

感情が読みやすいのは利点でもありました

痛みなんかも表現がストレートで、日本人の私からは大袈裟に感じるほど

まるで小学生のように自分の感情に蓋をしない彼らを助けることは

弟妹の世話に慣れ切っていた私は、弱きを助けるこの仕事が

気質の上では向いていたと思います

経験年数が増える程、きつい言われ方をしなくなりました

逆に新人の指導につくようになり、感情的に怒れない自分は

もっと怒って」と言われました

なんで怒らなければならいのか?)(指導じゃないのか?

私は自分が新人の頃されて嫌だったことを他人に出来ませんでした

相手のことを考えて、どうしたら傷つけずに伝わるのか、あれこれ考えすぎて

10言いたい内の2しか伝えられなかった口下手な私でした

長く仕事を続けて

周りは、その土地に生まれ20年以上この職場にいる在日の人たちが8割

部長、副部長、師長、主任、副主任ほぼ100%在日の韓国人

特に出世欲がなかった私には煩わしい責任ある役職なんて

どうにもなる気はありませんでした

実際15年以上勤務していた先輩がやっと副主任になったばかり

そういう環境だったので、あまり焦りも感じてはいなかった

精神の不調

それでも将来に対する不安が、じわじわ心を埋め尽くしていき

緩やかに心を蝕んでいきました

役職ではないけど、長く勤めている分の責任だけはあって

人数が常に不足している病院の環境で、同僚の困っている人を助けようと

周りの分まで仕事を請け負って、常に120%で仕事していました

新しい副主任や師長とは馬が合わず

頭ごなしに怒る指導の仕方には、心の中で反発ばかりしていました

長く勤めていても、頭ごなしに怒られる自分を後輩や同僚はどうみているのか?

自分がもっと要領よく上司に媚を売れる人間なら、うまく回るのか?

私が無能だからこんな苦しいめに合うのか?

もっともっともっと頑張らなければならない…

周りの仕事を気にして、周りの評価を気にして、ゆっくりゆっくり私は殺されていきました

師長や副主任がいる日は、ずっとを気を張っていました

目の前の仕事以外の周囲の視線や考えに集中がそがれる

自分自身は笑っているのに、心を何か息苦しい

胸がモヤモヤする

心を置き去りにして、体だけが職場に向かう感覚、ついには体も動かなくなりました

職場に向かう足が止まりました

頭に浮かんだのは

「なぜ、そんなに嫌な仕事場に行かなければならないの?」

その自分自身に対する問いに私は答えられませんでした

退職

師長ともう話しても嫌な思いをするだけなので、部長と面談して

1ヶ月休職して、そのまま退職しました

師長、副主任がいない日に挨拶にいき、その後、職場からの電話にはいっさい出ませんでした

1年以上私は怒りと無力感と罪悪感に苛まれました

師長と副主任への怒り

社会的な地位を全部手放してしまって自分には、もう価値がないのではないかという思い

色んなお世話になった人たちに顔向け出来ない、という思い

無能で、無力で、情けない、救いようのない自分を

職場の人たちは笑っている妄想に苛まれました

毎日、この後どう生きたらいいのか分からなくて泣いていました

メンタルケア

仕事を辞めてからの時間は

自分の中に溜まった膿をほじくり返す作業に使いました

私は誰かの期待にずっと応えようとしていた

私は他人の軸で、私を生きていた

本当の自分が分からなくなってた

毎日、自分のついて気づいたことを日記に書き綴りました

インスタで絵と文字で、自分の過去の事柄と、その時は気づかなかった感情を表現してみました

傷口を開いて、抉り出す行為をその当時のわたしは

これが出来なきゃ死ぬしかない、という気持ちで毎日泣きながら吐き出しました

今まで社会で生きるために

被って剥がれなくなった仮面の下の自分を発掘する作業をしました

そのおかげか少しずつ本当の自分を認めてあげることが出来て

少し生きやすくなった気がします(^_^)

私は私に戻れた

真面目で、優しくて、不器用で、全部完璧に出来ないけど

愛しい私自身

私は私として生きることが今後の目標です

今まで他人にコントロールされてたけど、自分で生き方を選ぶことが目標です

まだ形になってない部分もあるけど、無理しないで一歩ずつ人生をかけて

進んで行けたらって思います

36歳独身 看護師歴12年半、適応障害・抑うつで傷病手当を受ける 同じようにメンタルに不調を抱えやすい人の力になれる記事を書くことが目標!!株式投資歴6年目、猫とアニメとキャンプ好き

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